旅行者もSFC修行僧も、クアラルンプールの駅周辺で手荷物の預け先を探す方は多いと思います。身軽な状態で観光をするためには、スーツケースなどの大型手荷物は預けてしまいたいところ。
以前は、KLセントラルの駅構内に低額で手荷物を預かってくれる施設があったようですが、2019年1月時点で既に閉鎖されています。今、取りうる選択肢をご案内したいと思います。
ホテルに預ける(オススメ)
市内にホテルをとっているのであれば、チェックイン前もチェックイン後もホテルのフロントに荷物を預けておくのが、最もおすすめです。通常のホテルであれば、日を跨がないような手荷物預かりは無料で引き受けてくれると思います。不安であれば、事前にホテルに問い合わせるとよいでしょう。
メリット
- 費用がかからない。(または交通費程度)
- ホテルが介在するので安心
デメリット
- 荷物のやり取りにホテルに寄る必要が生じる。
- 人数や手荷物数が多い場合、車の手配に注意を要する。(grab利用の場合)
駅のコインロッカーに預ける
荷物預り所が無くなった代わりに、コインロッカー方式の預り所が新設されました。そばに係員もいるので、使用方法がわからなくても安心です。しかし、物価が相対的に安いマレーシアとしては、費用が驚くほど高額。なんと、スーツケースサイズは50リンギット。KLIAエクスプレスの片道料金とほぼ同額です。
小 | 10リンギット |
中 | 30リンギット |
大(スーツケースサイズ) | 50リンギット |
メリット
- 駅構内にあるので利便性が高い。
- 係員がそばにいるので安心感がある。
デメリット
- コストが高い。
- 空きがなく使用できないことがある。
インタウンチェックインを利用する(出発時のみ)
マレーシア航空を含むいくつかの航空会社では、KLセントラル駅でインタウンチェックインを受け付けています。インタウンチェックインとは、空港以外の市街地でチェックインや手荷物の預け入れが行えるサービスです。これを利用すれば、出発時だけですが手荷物を航空会社へ預け入れることができます。
なお、場所はKLセントラルのKLIAエクスプレス改札のすぐ向かいにあります。
メリット
- 航空会社が引き受けるので安心感は抜群。
- チェックインの手続きも同時にできる。
デメリット
- 利用可能な航空会社が限られている。
- 搭乗日(出発日)しか利用できない。
- 到着空港まで手荷物を受け取れない。
- 機内持ち込み不可物品の買い物ができない。
まとめ
時間的な余裕がまったくない状況を除けば、ホテルのフロントサービスを利用するのがオススメです。
市内の移動はモノレールや地下鉄では、やや時間がかかります。市内ホテルからKLセントラルまではGrabを利用すると、10リンギット前後を提示されることが多いです。観光先からホテルを経由して駅に向かっても、駅ロッカーを使用するよりも安くあがります。
よほど時間を節約したい場合は駅ロッカーを検討し、航空会社が対応している場合の出発時はインタウンチェックインを検討するのが良いのではないでしょうか。
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