東南アジアの都市を観光するのにタクシーは欠かせない交通手段。
しかし日本の感覚で流しのタクシーを使うのは、言葉の壁やぼったくりの点からお勧めできません。そこで、圧倒的におススメなのがライドシェアサービスGrab。日本でもタクシー会社と提携してサービスインしたので耳にする機会も増えたと思います。
本場の東南アジアでは、タクシーよりも断然便利。事前に行先を指定するので言葉の障壁はなく、運賃も事前にわかるので明朗会計です。
Grabとタクシーの比較
Grabのメリット/デメリット
メリット
- 行先説明が不要
アプリで出発地と目的地を入力します。
ドライバーとの会話に苦労する必要が一切ありません。
言葉の壁も感じません。(そもそもハノイは英語が通じ難いです。) - 料金が乗車前に確定
車両を呼ぶ前にアプリ上に車種と料金が表示されます。
ボッタクられる余地がありません。
サービスが良ければ確定済みの額にチップを上乗せすることも可能です。 - タクシーよりも安価
参考に実際の利用額を掲載します。 - キャッシュレス利用可能
クレジットカードを登録するとキャッシュレス利用できます。
外貨プリペイドカードのマネパカードも利用できました。
デメリット
- 事前準備が必要
事前にアプリをダウンロードし、設定する必要があります。
SMSやgoogleアカウント等で認証可能。
日本語化されていませんが、難しくありません。 - 通信環境が必要
スマホを利用するのでデータ通信可能なSIMカードが必要です。
SIMフリースマホを持参して、現地SIMを使用するのがおススメです。 - 法律面でグレー
いわゆる白タクサービスをシステム化したものです。
しかしドライバーはクチコミ評価されるので、怪しいドライバーは自然淘汰されます。
タクシーのメリット/デメリット
メリット
- 事前準備不要
世界共通、手を上げるだけで乗ることができます。
デメリット
- 言語の壁
数回タクシーに乗りましたが、日本語はもちろん、英語も通じませんでした。 - ボッタくりの危険
メーター不使用や改造メーターの危険があります。
相場観がないのでボッタくりに気付かないことすらあり得ます。 - ドライバーの資質に難
実質2日ほどのハノイ滞在中にドライバー同士の喧嘩を2回目撃しました。
うち1回は口喧嘩レベルでなく、警備の軍人さんが止めに入るレベル。
Grabを待っているときに無関係のタクシーがGrabを装って乗せられそうにもなりました。
Grab利用時の注意点
Grabが利用できれば、タクシーを利用する必要は全くありません。Grab一択です。
ただ、利用時に注意も必要です。どちらかと言えば、Grab以外の問題ですが、十分ご注意ください。
- Grab車両の確認
Grabは車両を呼ぶと対象車両のドライバーと車両ナンバーが通知されます。
車に乗り込む際に必ずナンバーを確認しましょう。油断していると、無関係の車両がGrabを装って乗せようとします。アプリで車両の現在地とナンバーを確認すればおおよそ防ぐことはできます。
1度違う車両(タクシー)が止まり、迎えのGrabカーなので乗り込むように言われたことがあります。その際は、ナンバーが違うことから断ったのですが、ドライバーが引き下がりませんでした。当該車両であればアプリでメッセジーを送ってみろと伝えたら引き下がりました。油断なりません。
Grab利用例(2019年10月)
需給によって変動しますが、参考にハノイ市内での移動距離と料金を記載します。
- 市内ホテル → 市内スパ
4.1 km 8,000VND(約40円)
割引適用(アプリには非表示。E-Receptに記載。) - 市内ホテル → 市内スパ
4.1 km 66,000VND(約330円) - タンロン遺跡 → トレインストリート
1.5 km 1,000VND(約5円)
割引適用(アプリには非表示。E-Receptに記載。) - トレインストリート → 市内スパ
4.5 km 59,000VND(約295円) - 市内スパ → ホアンキエム湖
3.9 km 56,000VND(約280円) - (参考)タクシー
初乗り300m:12,000VND 移行1 km:15,000VND前後
まとめ
ハノイで観光をするときに、あらゆる面からGrabを使わない理由はありません。 安心感や利便性の点から 、むしろタクシー利用は控えるのが賢い選択です。
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